696:名無しさん@おーぷん2014/10/19(日)14:18:25 ID:9IFljHFZh



十数年前も昔の話

幼児の娘は夫の髭が嫌いだった

その頃の夫は口髭を綺麗に生やしてたんだけど頬ずりされるとちくちくするのが嫌だったらしい

思いっきり「おとーしゃん、だっこやー!」と拒否されては夫は毎日落ち込んでいた

ある日職場で娘との関係改善を同僚に相談したら「もう髭を剃るしかないよ」と言われた夫

大切に生やした髭と娘を天秤に掛けて娘を取る決意をして定時退社で床屋に駆け込んだ

散髪してつるつるに髭も落としてもらったところで私から娘のお迎えに行ってと連絡が入った

これはグットタイミング!チャンス!と意気揚々と保育園へ向かった




そして保育園で「娘のパパです!迎えに来ました!」と乗り込んだ

だが保育士に連れて来られた娘は夫を見、サッと保育士の影に隠れて言い放った

「……おとーしゃんじゃない(´・ω・`)」

娘は髭がなくなったせいで別人と思ったらしい

だがそのせいで不審者と思った保育士たちは夫を警戒

夫は本当に親だと信じてもらうのにかなりの苦労し修羅場になりかけたという

普段滅多にお迎えへ行かないのが仇になってしまったようだ

まあ娘は私が髪にパーマ当てただけで判別がつかなくなって「おかーしゃんじゃない(´・ω・`)」と言い放って泣いた子だ

髭がなくなった夫がわからなくなっても不思議じゃないからドンマイと帰ってきた夫を励ました

でもよっぽどショックだったのかそれ以来娘との交流を増やそうと育児に積極的になってくれて助かった



引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その5】